“色”に注目して風水で手軽に運気アップ！ 今すぐキッチンに取り入れたい効果抜群な色
巷でよく耳にする「風水」。なんとなく気になるけれど、情報サイトを見て、いざ取り入れようとしても、一体どこから手をつけたらよいのやら、悩ましいのが正直なところではないでしょうか。この記事ではそんなモヤモヤを解決すべく、まずは毎日使うキッチンを、風水の力を味方にして、運気アップする方法をお伝えします。今回は、すぐにでも取り入れやすく効果のある「色」を、方角別に詳しくご紹介していきます。2022年こそは風水を取り入れて運気を高めていきましょう。
知ってるようで実は知らない「風水」ってなに？
雑誌やテレビ、著名人の言葉から、「風水」というワードはよく聞く気がするけれど、風水って、そもそも占い？ 中国発祥のもの？ 実はよくわからないまま、「なんとなく良さそうだから」「取り入れたらよいことありそう」そんな位置付けにあるのが一般的な考えではないでしょうか。そもそも風水とはどういうものなのか見ていきましょう。
「風水」とはズバリこういうもの！
風水とは 、ひとことで言うと「環境学」です。「衣・食・住」や「行動」といった、「自分の生活環境」すべてを使って、「運」を「開く」＝「開運」する方法、それが「風水」の基本的な考え方です。さらに詳しく掘り下げてみましょう。
風水の歴史は長い
風水の歴史は長く、今から何千年も前に中国で発祥した学問の一つです。 生活環境において運気を左右すると考えられてきた「風水」。人々の生活に根強く生き続けてきたことを考えると、単なる気休めでも、迷信でもないと言えるのではないでしょうか。
風水と住環境
わたしたちの生活と切り離せない「住環境」。住まいの環境はとても大切です。昨今、コロナ禍で在宅時間が増えている方も多いのではないでしょうか。一日の大半を自宅で過ごす方にとって、できるだけ心地良く、ストレスのない環境に身を置くのは大事なことですよね。そしてますます健康でいることが多くの人の関心事にもなっていることでしょう。
自分や家族の健康を維持するために欠かせない食事を作る場所、キッチン。風水的にキッチンはどのような場所なのか詳しく見ていきましょう。
風水とキッチン
キッチンには、水の気が流れるシンクと、火の気が流れる ガス台や電子レンジ、トースター等の電化製品が一緒に配置されています。「水の気」と「火の気」というのは、異なる性質を持つため、互いにぶつかり合い、「気」の調和を乱します。そのためキッチンという場所は家の中でも、とりわけ「気」を整えることが難しい場所 とされています。
キッチンの位置によっては、邪気を取り込みやすい場所となり得る ため、特に細心の注意を払って、対策を立てる必要があるのです。風水を味方にして、自宅のキッチンを運気アップさせましょう！
方角別に見るキッチンの“相”
なかなか手ごわいキッチン。「我が家は大丈夫？」と気になりますよね。
まずはキッチンの方角から、吉相と凶相を見ていきましょう。
キッチンの方位によって、吉相と凶相がある
キッチンに適している方角は、東と東南と言われています。東に位置するキッチンは金運アップに、東南に位置するキッチンでは主に女性の運気全般 アップに繋がるとされており、まさに吉相となります。反対に良くない相とされる凶相の方角は、北と北東です。
「え！我が家は凶相なの？！」と不安に思われたかもしれませんがご安心を。たとえ凶相に位置していても、運気アップする方法、「色」の持つパワーを使って解決できる方法をご紹介します。
風水から見る方角と色の関係性
風水では、方角と色はとても深い関係性があります。手軽に風水を取り入れるのにも、色のパワーは使いやすいと思います。ぜひこの機会に方角に合わせたラッキーカラー をマスターしていきましょう。吉相に位置するキッチンはさらに運気アップを、凶相に位置するキッチンも、色を味方につけて悪い気を遠ざけ、良い気を呼び込みましょう。
風水では、八つの方位（八方位）という考え方 があります。まずはそれぞれの方位の色を見ていきましょう。
【北】ピンク・アイボリーなどの暖色系
「北」は水の気を持つ方角とされており、「暗い」「静か」といった特徴を持ち、「冷えやすい」方角とも言われています。北が持つ色は黒や水色といった寒色系。
そのような性質を持つ北の方角には、ピンクやアイボリーといった、あたたかみのある色を取り入れると良いでしょう。また風水的に気が溜まりやすい方角とされているため、こまめに掃除をすることが開運に繋がるとされています。
凶相：北に位置するキッチン の場合
北のキッチンに適した開運カラーはピンク、オレンジ等の暖色系カラー。もしくは、清潔感溢れるホワイトを取り入れると良い でしょう。可能であれば壁の色も暖色系か白色を取り入れることをお勧めしますが、壁を塗り替えたり、取り替えるのも大変ですから、ホームセンターや100円ショップで安価に手に入るリメイクシート等を使い、壁を変えてみるもの良いでしょう。
ポイントは寒々しい雰囲気にならないこと。寒色系の性質を持つ方角のため、黒や青系のスタイリッシュなインテリアにしてしまうと、「陰」の気が強くなってしまい、運気ダウンする可能性があります。暖色系のカラーを取り入れてあたたかみある空間 を演出することで運気アップに一躍かってくれるでしょう。食器棚を木製のものにしたり、木製の食器を使用するのも北に位置するキッチンをあたたかみある空間へと変えてくれます。照明も出来るだけ明るいものを選びましょう。
【北東】白・黄色
「北東」は高い山を表す方角と言われており、「変化しやすい」という特徴も持っているため、もし北東の場所が汚れている場合には、変化が悪い方向へ進んでしまう傾向にあるとされています。
鬼門とも言われる方角のため、出来れば水回りの配置は避けたいところ。ちなみに鬼門とは、鬼（邪気）が出入りする方角を意味しており、不吉な方位 として捉えられています。
凶相：北東に位置するキッチンの場合
北に位置するキッチンと同様に、北東にも「白」を取り入れると良いでしょう。北東は「土」の気が強いためキッチンの掃除も怠ってはいけません。油汚れをしっかり落としたり、特に水回りはこまめに綺麗にしておきましょう 。
また、邪気が入りやすいとされる北東のキッチンには、高さのある食器棚等を置くことで、邪気を防ぐ効果も期待できます。出来るだけ白い物を選んだり、食器棚から見える部分には、白い食器を入れておくと良いでしょう。鬼門といわれる方角ですが、特徴を知り、ラッキーカラーを取り入れることを意識すれば、怖いことはありません。北東のキッチンでも運気アップは可能です。出来るところから取り入れてみましょう。
【東】緑・青
東は「木」の気を持つ方角と言われています。森を表す方角でもあり、太陽が昇る方角でもあることから、新しいことを始めるのにも最適な方位とされています。そんな東のラッキーカラーはまさに森を連想させる緑や、“森を育てる”大切な要素となる水の色、青が 良いでしょう。
キッチンは「火」と「水」の気が流れる場所であるということから、空間を中和するのにも「木」とは相性ばっちりです。まさに、東向きのキッチンには、緑や青を取り入れると効果抜群と言えます。東は赤とも相性が良いのですが、「火」の気が強まってしまうため、避けたほうが良いとされています。 もし、どうしても取り入れたい場合には、小物や調味料入れにとどめておきましょう。
【南東】黄緑・オレンジ・ピンク・赤
南東も「木」の気を持つ方角とされています。さらに、木を育てる風を呼ぶ方角とも言われており、結婚運や恋愛運を司っているのもこの方角。良縁や新しい出会いを望んでいる場合には、この方角を清潔に保ちましょう。
特にキッチンにおいては、調理器具を常に磨いておくこともポイント。南東は東よりも明るい場所に位置していますので、黄緑色などのさわやかなイメージがおすすめです。木と相性のいいオレンジも効果的とされています。気を付けたい点として、南東にキッチンがある家は、匂いが部屋全体に広がりやすい ため、喚起もこまめにすると良いでしょう。
【南】黄緑・ベージュ・白・緑・シルバー
南は火の気を持つ方角とされており、人気運・才能運・美容運などを司ります。美しくなりたい！ 才能を磨きたい！ という人にはうってつけの吉方位。また火は悪いものを燃やすという意味もあるため、火の勢いを増すために南の方角には木製のインテリアを置くと良いでしょう。
ラッキーカラーは、火の勢いを増すのにふさわしい木をイメージさせる色を選びましょう。例えば、黄緑やベージュ、白やグリーンといった色がおすすめ。ただし、南にキッチンがある家の場合には、オレンジや赤、ピンクといった火の気を連想するような色は避けたほうが良いでしょう。火の気を少し抑えるために、土の気を取り入れてみるのもおすすめです。土で作られたホワイトカラーの陶器や、インテリアを置いて空間の気を中和させると良いでしょう。
また、南の方角のキッチンでは、プラスチック製品を置くのは避けましょう。プラスチックは燃えやすいので、火の気を強めてしまう とされています。
【南西】ライトイエロー・茶色・緑
南西は土の気を持つ方角と言われ、鬼門と反対側に位置することから「裏鬼門」とも呼ばれます。家庭運や健康運を司るため、女性にとっては良い方位とされており、この方角を大切にすることで女性の運気アップ、家庭の運気アップに繋がるようです。ちなみに裏鬼門も鬼門と同じで不吉な方角 と言われています。鬼門である北東と同様、キッチンの場所としてはよくありませんが、南西の持つ土のパワーを生かして、乱れがちな気を中和させると良いでしょう。
取り入れるカラーとしては、大地の色を連想させる明るい黄色やベージュ、明るい茶色がおすすめ。それらのカラーをインテリアに取り入れることで、裏鬼門から入る気の乱れを抑えることが出来るでしょう。
さらに注意したいのが、西は日が沈む方位でもあるため、物が腐りやすい というデメリットがあるとされています。冷蔵庫の中や、食品収納庫をチェックしたりして、腐った食べ物が放置されたままになっていないか 定期的に確認しましょう。
「我が家のキッチンは南西にある」という方は、窓から西日が差しこまないように防ぐと良いでしょう。
【西】イエロー・ピンク
西は金の気を持つ方位 とされており、金運や商売運に影響を与える方角と言われています。買った宝くじを保管しておくのにも良い方位とされていたり、水回りが西向きに配置されている家の場合は、水回りを清潔に保っておくことで、家庭の金運がアップするとも言われています。最近金運が良くないな、と感じる方は、西の方角を見直してみてはいかがでしょうか。
西の方角は金運だけでなく、人間関係や恋愛運といった面にも影響を与える方角とされています。西の方角を清潔に保っておくことは、あらゆる面で運気がアップすると言えるでしょう。
西にキッチンがある場合は、金運アップが期待できます！ 金運をアップさせるカラーはゴールドですが、キッチンをゴールドにするというのはなかなか現実的に難しくハードルが高いので、金色に近いイエローを選んコーディネートしてみることをおすすめします。
金運アップの方角で一つ注意していただきたいのが、「浪費」です。気を付けないと散財してしまう可能性を秘めているのもこの方角のデメリット 。お金が貯まるよう、「土」の気を取り入れることで浪費や散財を回避できますので、陶器製の食器などを置いてみると良いでしょう。ちなみに、恋愛運をアップしたいという方は、ピンク色を取り入れてみることをおすすめします。
【北西】イエロー・ベージュ・オレンジ・白・ゴールド・シルバー
北西も「金」の気を持つ方位とされています。今までご紹介してきた方角の中でも、「主人」を表す方位 とされており、この方位に「主人の場所」「一家の主の場所」を作ると、その家が発展すると言われている方角です。北西の気が乱れていると、家庭内でいざこざが起きやすいとされています。そのため、この方位の気は常に安定させておきたいもの。
またこの方位は「出世運」や「事業運」といった運気も司る場所と言われています。ビジネスで成功したい、仕事運をアップしたいという場合も、この方位を整えましょう。ラッキーカラーはベージュや白、オレンジなど。「金」の気を持つ場所なので、それを連想させるイエローやゴールドもおすすめです。そういったカラーの置物をリビングなどに設置するのも良いでしょう。
ただし、気を付けたい色として、「金」を錆びさせてしまう「水」の気を持つ青や、黒といった色は避けましょう。また、北西は、神聖な場所ともされていますので、こうした場所にふさわしい神棚やお札、開運グッズなども置くと良いでしょう。
風水でキッチン環境 を整えよう！
方位別の色の持つ意味を知り、今すぐ取り入れたくなったのではありませんか？
色を取り入れるだけではもったいない！ さらなる運気アップのためにも、キッチン環境を整える、ちょっとしたコツをお伝えします。ついやってしまいがちなNG行動や、それダメ！ なインテリアなど参考にしてみてくださいね。
【キッチンマット】
最初にもお伝えしましたが、キッチンは「火」と「水」の気が流れる場所。火と水を中和させてくれる気を持つのは「木」の性質です。キッチンに必ずと言っていいほど置かれているキッチンマット。これは、「木」の気を持つ重要アイテムなのです。火と水の気をうまく中和させ、キッチンの乱れた気を安定させてくれる役割を担っています。さらには、このキッチンマットを、方位別の色で選んでいただくのがおすすめです。ぜひ、お試しを！
【観葉植物】
風水では観葉植物は運気アップに大切なアイテムです。キッチンに限らず、観葉植物を置くことで、悪い気を吸い取り、幸運を引き寄せる、と言われています。特に、火と水の気の流れる場所であるキッチンには、「木」の気を流すことで、空間に調和が生まれ、気の流れが安定します。キッチンに置く場合は、ぜひコンロ（火の気）とシンク（水の気）の間などに置く ことをお勧めしますが、注意点として、火の気を高め、金運を燃やしてしまう「プラスチック」の植木鉢は避けたほうが良いでしょう。土の気を持つ陶器製の植木鉢を置くことをおすすめします。
【ゴミ箱】
ゴミ箱は不要なものを一時的に溜めておく場所のため、陰の気が溜まりやすい場所と言われています。せっかくラッキーカラーでコーディネートしても、ゴミ箱から良くない気が出ていては意味がないですよね。陰の気がキッチン全体に漏れ出すのを防ぐためにも、ゴミ箱には必ず蓋をしておきましょう。やはりここでも、プラスチック製はなるべく避けたいところ。木製の蓋つきのものが理想ですが、なければ金属製のものを選びましょう。
風水を色で取り入れ、キッチンから運気アップ
風水から見る方位別ラッキーカラーや、キッチンでの注意点、おすすめインテリアをご紹介してきましたがいかがでしたか？
約4000年も前から発祥している風水という学問。実は私たちの日常生活に根付いた、案外取り入れやすい手法と感じられたのではないでしょうか。あまり難しく考えずに、まずはラッキーカラーを味方につけて、取り入れやすいところから始めてみてはいかがでしょうか。
