占いで聞くことは? 後悔しないために質問リストをまとめるコツ! 具体例も紹介
こちらの記事では、占いで聞くことについて解説しています。相談者と占い師、それぞれの立場からうまく相談するコツや質問をするコツを まとめてみました。こちらを読むことで相談者が占われる時や、占い師が鑑定する時の質問の仕方がわかるようになります。後悔しないために、しっかり予習しておくと良いですね。では、占いで聞くことを見ていきましょう。
占術の種類! 向き不向きを知ろう
占術の種類は大きく分けて3つ、卜術、命術、相術があります。それぞれの占術で占えることや、占えないことを解説。相談者なら知りたい内容はどれに当てはまるのか、占い師ならどの占術を使えば相談者の悩みに対応できるのか、チェックしながら読んでみてください。
偶然を利用した占い! 卜術(ぼくじゅつ)
卜術とは質問に対して偶然出たものから意味を見いだす占術のこと。その時の気持ちや近い未来など、変わりやすいことを占うのに適しているそうです。何十年も先のことや、性格などの生まれ持った資質を占うのには不向きだと言われています。
▼代表的な卜術
タロットカード
ホラリー占星術
おみくじ
易
生年月日を使う! 命術(めいじゅつ)
命術とは生年月日や出生時間、出生場所などを使って、生まれつきの気質や運勢を読む占術です。基本的な性格やバイオリズムの吉凶、相性などがわかると言われています。そして、相性占いの場合は、自分だけでなく相手の情報も必要です。また、命術は変化しやすい気持ちを読むのには不向きかもしれません。
▼代表的な命術
西洋占星術
数秘術
九星気学
四柱推命
宿曜占星術
対象から占う! 相術(そうじゅつ)
相術は、実際にあるものの形状の特徴から占う方法です。中でも風水は、形状を変えることで開運へ導くと言われています。手相学や人相学、姓名判断からは性格や運気が読み取れるようです。人相についてはメイクを工夫することで、運気アップが期待できるでしょう。
▼代表的な相術
風水
手相学
人相学
姓名判断
どんなものがある? 占い鑑定の種類と特徴
占いの鑑定方法は以下のようなスタイルがあります。
▼占い鑑定の種類
対面占い
電話占い
チャット占い
メール占い
対面占いは、相談者が占い館やサロンなどの拠点に赴くスタイル。直接顔を見て話せるため、臨場感があるのがポイントです。さまざまな占術で占ってもらえるのもメリットといえるでしょう。
電話占いは通話による鑑定方法です。顔が見えないため、相談者にとっては話しやすいというメリットがあります。相談者が急に思い立った時など好きな時間に利用できるのも良い点ですね。
チャット占いはアプリやサイトを通してやり取りします。リアルタイムで文字を送り合うため、テンポよく話が進みます。顔も声も出さないので、相談者は気軽に利用しやすいですね。
メール占いはPCやスマホなどでやり取りするスタイルです。相談内容をじっくり考え、自分のタイミングで送れます。文字は残るため、後で見返せるというメリットがありますね。
相談者が占い鑑定で聞くこと
こちらでは相談者が上手に質問を立てる方法をご紹介します。占いをしてもらいたい人は要チェックです。具体的な悪い例や良い例を交えて、質問の立て方の流れがわかります。満足する鑑定を受けるために、事前にチェックしてみてください。
ついついやりがち! 悪い質問とは?
ついやりがちな悪い質問例についてご紹介します。
▼NG質問例
・私はこれからどうなりますか?
・本当に彼氏とこのまま付き合っていても良いですか? 仕事とお金と友達のことにも悩んでいます。
・この前と同じことを占ってください。
よくあるのは曖昧すぎる質問。占い師に状況が伝わっていないと鑑定結果も曖昧になりやすいため、「こんなはずでは…」と消化不良に繋がりやすいのです。
また、鑑定の料金が時間制の場合、質問のジャンルが複数混ざっていたり話にまとまりがなかったりすると、どんどん時間が過ぎてしまい、料金がかさんでしまう…ということにもなりかねません。自分の中で優先順位を付けてから聞くのがおすすめです。
そして、短期間に何度も同じことを占うのはよくないとされています。希望通りの結果が出なかったからといって、占い直しても意味がないそうです。どうしても気になる場合は、視点を変えるなど工夫してみると良いかもしれません。
一番聞きたいことは何? 質問を絞ろう!
鑑定時間や質問できる個数が限られる場合、事前に質問内容はまとめておきましょう。まずは気になるジャンルを決めて、その中から聞きたいことを絞っていきます。
▼主な質問ジャンル
・恋愛:片思い、出会い、復縁、不倫、相性
・結婚:結婚できるか、相手の特徴
・全体運:今月の運勢、1年の運勢
・仕事:転職、適職、栄転
・金運:収入
・人生:ターニングポイント、第二の人生
質問内容をリスト化&必要な情報を調べておく
ジャンルを決めたら相談内容をまとめて、聞きたいことをリスト化しましょう。気になることを紙やスマホなどに書き出し、具体的に言葉に落とし込むのです。なるべく具体的かつ簡潔な方が伝わりやすいかもしれません。
▼相談内容のまとめ方
・相談しようと思った具体的な経緯・状況
・何に困っているか
・相談者はどうなりたいか
・相手がいる場合はその人との関係
・生年月日・出生時間・出生地(相手がいる場合は、そちらの分も調べておくと良い)
悩みを整理することで、鑑定の時に話しやすくなるだけでなく、冷静になれるというメリットもあります。忘れないように、メモ帳やスマホにまとめておくのがおすすめです。
恋愛・結婚に関する質問の具体例はコレ!
恋愛・結婚について、よくある質問の具体例を挙げてみました。
▼恋愛・結婚の質問
・恋愛:仕事の取引先の人からアプローチを受けています。交際したらうまくいきますか?
・恋愛:最近彼氏となかなか連絡がつかず、避けられているような気がします。彼は私のことをどう思っていますか?
・片思い:職場の同僚に3年間片思いしていますが、なかなか距離を縮めることができません。もっと仲良くなるにはどうしたら良いですか?
・復縁:半年前に別れた彼に未練があります。よりを戻すにはどうしたら良いですか?
・婚活:結婚に繋がる新しい出会いはありますか?
仕事に関する質問の具体例はコレ!
仕事についての質問の具体例はこちらです。
▼仕事の質問
・仕事の人間関係:職場の部下との折り合いが悪いです。どうしたら良いですか?
・適職:仕事がなかなか長続きしません。どういう職業が向いていますか?
・転職:現在の仕事を辞めようか検討しています。転職したらうまくいきますか?
・起業:起業を考えています。どの時期に始めたら良いですか?
以上は一例です。これらを参考にしてみてください。
おすすめ! 事前に用意するもの
鑑定のために用意しておくと良いものをご紹介します。意外と人の記憶はおぼろげです。せっかく時間とお金をかけて占ってもらうチャンスがあるなら、しっかりと鑑定内容を覚えておくために、記録できるものを用意しておくと良いでしょう。
▼用意して置くと良いもの
・メモ帳(筆記用具)
・ボイスレコーダー
鑑定中に話を聞きながら、メモ帳に書き留めるのがおすすめです。スマホのメモ帳でも良いでしょう。また、話をそのまま録音できたら便利ですよね。占い師によってはボイスレコーダーの持ち込みOKな場合もあります。ただし占い会社のなかには録音NGなことも多いので、事前に確認しておきましょう。
鑑定を受ける際の心構え
とある著名な占いの先生によると、占いをする醍醐味は第三者の視点からの気づきを得ることだそうです。自分が何に悩んでいるのか考えることで、自分の本当の幸せや気持ちがはっきりしてきたり、一人で悩んでいた時には見えなかったものが見えてくると言います。もし良い結果が出たら、前向きになるためのエッセンスとして活用したいですね。
もし悪い結果が出たとしても、あくまで占いなので運命を決定づけるものではありません。参考程度に留めておくと良いでしょう。
占い師が鑑定で相談者に聞くこと
こちらは占い師を目指している方や、勉強している方向けの内容です。占い師が鑑定する時に、相談者から話を引き出すコツをご紹介します。特に卜術を使うことを考えている方は必見です。こちらを読めば、満足度の高い鑑定に繋がるかもしれません。
相談者に聞かれやすい質問はコレ!
まずは相談者に聞かれやすい、人気の質問内容を頭に入れておきましょう。恋愛や結婚など、人間関係にまつわる質問が特に目立っています。
▼人気の質問
・恋愛:片思い、出会い、復縁、不倫、相性
・結婚:結婚できるか、相手の特徴
・全体運:今月の運勢、1年の運勢
・仕事:転職、適職、栄転
中でも恋愛・結婚ジャンルでは、相手の気持ちを聞きたい人は多いようですね。心は実際には見えない部分なので気になるのかもしれません。また、付き合えるのか、結婚できるのかなど、人間関係の結論を求める人も少なくはないようです。そして、相談者の望む未来が叶うのかをイエス・ノーで聞く質問も多い印象があります。
鑑定スタート! 相談者の状況を聞こう
鑑定がスタートしたら、まずは相談者から悩んでいる状況を詳しく聞きましょう。片思いや恋人など相手がいる場合は、以下の点もチェックすることがポイントです。
▼相手がいる場合
・二人の関係
・出会ったきっかけ
・出会った時期
・交際期間
今の状況からどのような未来があり得るのかを、確認するのが大切です。相談者の中には、悩みを素直に打ち明けることに抵抗があったり、本人が何に不安を感じているのか言語化できなかったりして、スムーズに話せない場合があります。その際は無理に急かさず、じっくり話を引き出すのです。
一方で、自分からどんどん話す人もいるようですね。その場合は占い師が傾聴に徹することで、相談者が話を聞いてもらえたことに満足して、占いをせずに帰る場合もあるのだとか。
また、相談者の悩みに共感することは大切ですが、著名な占い師の見解によると、フラットな立場で客観的に状況を把握することが重要なのだそうです。
見極めよう! 相談者は何に悩んでいるの?
相談者が本当は何に悩んでいるのかを掴んでいきます。相談者が感情的になっていると、冷静な判断ができない場合があります。丁寧に状況を整理しながら、悩みの本質に焦点を当てていくと良いでしょう。
例えば恋人との関係について、相談者が最初に「彼と別れたい」と言ったとします。一見すると相談者の気持ちが冷めたような印象を受けますが、話を聞いていくうちに「最近彼からLINEのメッセージがこない、冷たくなった」という情報が。さらに聞くと、「冷たくなった原因は彼が浮気しているからかもしれない」と疑っていることがわかるかもしれません。ここで、必ずしも相手が浮気しているとは限らないのがポイントです。あくまでも相談者の視点の話として捉えると良いでしょう。
つまり、今回の悩みは「彼と別れるかどうか」ではなく、「彼の気持ちや状況がわからない」ということになります。このように話を進めていくと、悩みの本質が見えてくるのです。
相談者がどうなりたいのかを聞こう
相談者の悩みを踏まえたうえで、未来はどこへ向かいたいのか、どうなりたいのかを聞き出しましょう。例えば片思いの相談なら、相手と付き合いたいのか、友達として傍にいたいのか、諦めて新しい出会いにいきたいのかなどがあります。しかし、中には素直に気持ちを打ち明けられず、本心とは真逆のことを伝えてしまう相談者もいるのだとか。
自信がないため、「どうせダメだろう…」と初めから諦めてしまっている場合もあるようです。相談者の態度や話しぶりなどをよく観察し、本心を見極めることがポイントですよ。
相談者に占的を確認しよう
いよいよ占う時が近づいてきました。特に占的(占う目的)を重要視する卜術を使う場合は、相談者が何を知りたがっているのかをまとめて、占う前に「では○○について占います」と質問内容を確認しましょう。占的は具体的には占いの問いかけを表し、的を絞ることによって答えが導きやすくなるのです。
さらに、確認することで相談者の「本当はこれが知りたかったのに、期待していた内容と違った」というすれ違いが防げるかもしれません。
ココに注意! 不明点はしっかり確認
話の中で不明点が出てきた場合はしっかり確認すると良いでしょう。不明点をそのままにして占うと、あいまいな鑑定になってしまい、相談者の不満の口コミに繋がりかねません。
例えば関係性一つを取っても、好きな人についての相談が、実は片思いではなく恋人のことだったり、好きな人が実際には面識のないアイドルだったり、さまざまなパターンがあるようです。占い師の先入観だけで話を進めないよう、注意が必要だといえます。
また、占術がタロットカードであれば、引いたカードを読みながら確認したり、相談者にカードを見せて印象を聞いてみたり、鑑定しながらやり取りするのも良いでしょう。
占い師の鑑定スタンスを明示しよう!
どうしても占い師によって得手不得手なジャンルはあります。何でも占えるのは理想ですが、「この悩みなら○○先生」というジャンルに特化すると良いようです。例えば「優しく寄り添う」や「辛口でアドバイス」、「恋愛相談専門」など占い師が看板を掲げることで、スタンスに合った悩みを持つ相談者と巡り合いやすくなるでしょう。
この質問は避けて! 占えない可能性が高いことは?
トラブルを防ぐために、占えない可能性が高い質問も知っておきましょう。
▼占いのタブーになる可能性がある内容
・ギャンブル
・試験の合否
・生死に関わること
・病気・法律に関わること
・人探し
ギャンブルは当たるか当たらないかを楽しむものです。それを占うことは意味がないと言えます。
試験の合否も占うのは避けた方が良いでしょう。どのような結果が出たとしても、相談者のためにならないからです。仮に「受かる」と出た場合、相談者は油断して勉強に力を入れなくなるかもしれません。「受からない」と出た場合には、ガッカリして勉強に身が入らなくなる可能性があります。
また、生死に関することも多くの場合でタブーとされているのです。寿命は人の手の及ばない問題ですよね。命や病気については、専門家である医師の意見を聞いた方が良いでしょう。占い師によっては応じる質問もあるかもしれませんが、基本的には相談者に明らかに悪い影響が出る可能性のある占いは、避けることが大切です。
事前準備で安心! 満足のいく鑑定のために
占いの聞き方について、それぞれ相談者向けと占い師向けにたっぷりご紹介してきました。前者は質問の立て方のコツ、後者はうまく話を引き出すコツのヒントになり、疑問が解決すれば幸いです。
また、逆の立場の記事を読むことで、お互いの視点に立って物事を考えられるようになるかもしれません。ぜひ満足のいく鑑定のために役立ててください。