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2022.3.11

西洋占星術の基本的なやり方は? ホロスコープの作り方から読み方まで解説!

ホロスコープ

今回は西洋占星術のやり方についてご紹介します。占うために必要な情報やホロスコープの作り方、読み方などを解説。この記事を読めば、西洋占星術の基本的なやり方がわかるようになりますよ。自分の性格や運勢を読み解くカギが手に入るかもしれませんね。では、西洋占星術のやり方を見ていきましょう。

西洋占星術とは? 歴史 について

星空の下の動物たち

西洋占星術とは宇宙に浮かぶ星の配置や動きによって、運勢を見る占いです。『日本占い師協会』によるとその歴史は古く、メソポタミア文明で学問として始まったといわれています(※1)。当時度重なる水害により農作物が育たず、人々は困り果てていたそうです。そこで予め水害のタイミングを予測できないかと試行錯誤し、西洋占星術が発展していったのだとか。

現代では星座占いなどからエンターテインメント性の高い存在として知られていますが、元々は人が自然を理解し、生きるための知恵として使われてきたようです。

※1 出典:日本占い師協会
https://www.uranai.org/horoscope/

西洋占星術で何が占える の?

虫眼鏡

西洋占星術では、以下のようにさまざまなことが占えます。

▼占えるジャンル
性格
恋愛・結婚
金運
仕事
未来
時期
相性 など

TVや雑誌などで見かける12星座占いは、「生まれた時期の太陽がどの星座にあるか」から読み取っているようです。一方で本格的な西洋占星術で扱う天体は、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10個。これら全てを含めることで、恋愛や仕事などたくさんのことが読み取れるそうです。

ホロスコープの円が2つ重なったシナストリーを使えば、気になる人との相性 を見られます。さらにトランジットやプログレスで未来予測 、ホラリーなら失せ物探しもできるようです。しかし、生まれ持った性質を見るものなので、例えばそのとき の「相手の気持ち」を占うのには不向きといわれています。

今回は1枚のホロスコープを使う方法について見ていきましょう。

必要な情報はこれ! ホロスコープの出し方

本

まずは占いたい人のネイタルチャート を作成します。ネ イタルチャートとはその人が生まれた瞬間の星の配置を記した一重円の図のことです。使用ツールの種類は、サイトやPCソフト、アプリなどさまざま。 手計算する方法 もありますが、手間がかかるので初心者は文明の利器に頼りましょう。

一番おすすめなのはサイトの利用です。「ホロスコープ 無料」などのキーワードで検索 するといくつか出てくるので、必要な情報を入力して作成してみてください。

▼ホロスコープ作成に必要なデータ
生年月日
出生地
出生時間

これらは母子手帳に載っているため、チェックしてみましょう。

ホロスコープを作成する時の注意点

STOPの標識

占星術に関するサイトを運営している 『株式会社サイバード』によると、ホロスコープを作成する際はできるだけ正確な出生地と出生時間が必要とされています(※2)。チ ャートの始まりであるアセンダントはおよそ4分で度数が変わる ので、精密な占いをするためには正確な情報が必要なのです。

しかし、母子手帳がないなど、出生時間がわからない場合でも大丈夫です。その際は出生時間を午後12時に設定 してください。ハウスを含めた解釈はできませんが、天体の配置の偏りなどから大体の性質が読み取れるようです。

また、海外生まれの人は時差に要注意。現地の基準に合わせてからチャートを出してください。

※2 出典:株式会社サイバード「西洋占星術-Astrology-」
https://sp.ryuji.tv/academy/academyresult/acmenu/28/

10個の天体の意味 は? キーワード一覧

10天体

『株式会社cocoloni』がいうには、ネイタルチャート上にはみんな等しく10個の天体が配置されるそうです。それぞれを読み解く簡単な意味を見ていきましょう。

▼10天体のキーワード
太陽:自信が持てる行動、父親、夫
月:安心する状態、潜在意識、感情、身体、母親、妻
水星:物事の認識力、知性、技能
金星:楽しみ、美、趣味
火星:闘う力、勇敢なチャレンジ、大胆な行動力
木星:幸運ポイント、広がり、ラッキー、社会
土星:枠組みを把握してセーブする力、制限、年配の人
天王星:既存のものを作り変える力、改革、個性、最先端
海王星:イメージする力、直感、スピリチュアル
冥王星:物事を深掘りする力、極端、死と再生、支配

ちなみに『株式会社KYコンサルティング』が運営している占星術のサイト(※3)によると 、古典の西洋占星術 では地球から肉眼で見える太陽と月~土星までの7天体 を重視し、それらよりも遠い場所に位置する天王星・海王星・冥王星を扱わない場合もあるようです。

※3 出典:株式会社KYコンサルティング「占星術の基礎知識~私の中の10個の惑星たち~』
http://www.horoscope-tarot.net/colum/pla/

12星座の意味は? キーワード一覧

星座

ホロスコープ上にぐるりと並ぶ12星座。専 門用語では星座はサインと呼ばれており、以下のような特徴があるようです。

▼12サインのキーワード
牡羊座(火):新しいチャレンジ、パイオニア
牡牛座(地):五感を使った喜び、所有、物質
双子座(風):さまざまな仕組みを理解すること、論理
蟹座(水):愛情深い、仲間との繋がり
獅子座(火):自分が輝く力、自尊心、創造
乙女座(地):さまざまな計画性、実利
天秤座(風):バランス、美的センス
蠍座(水):表面的には見えないものを探る、依存
射手座(火):理想を求める、信念、哲学
山羊座(地):保守的、縦社会、成功法則に沿う
水瓶座(風):個性、平等、博愛精神
魚座(水):同化、大らか、イマジネーション

12ハウスの意味 は? キーワード一覧

いくつもの部屋があるアパート

ホ ロスコープは12の部屋に分かれており、この部屋のことをハウスといいます。それぞれ担当する分野を持ち、天体やサインの力が発揮される状況がわかるのです。

1ハウ ス:自分自身、行動傾向、外見
2ハウス:金運、稼ぎ方、お金の使い方
3ハウス:自分の考え、コミュニケーション、兄弟姉妹
4ハウス:基盤、家、家族
5ハウス:愛し方、趣味、喜び
6ハウス:労働、健康
7ハウス:結婚、パートナー、契約関係
8ハウス:遺産、人から預かるもの
9ハウス:人の考え、学び、旅行
10ハウス:仕事、天職、社会的な立場
11ハウス:友人、グループ活動
12ハウス:秘密の部屋、姿の見えないところ

出生時間がわからない人は、ハウスは加味しなくて大丈夫です。

初心者向け! ホロスコープの簡単な読み方

花と白紙の紙

初心者向けに簡単な鑑定方法を解説します。占い団体である 『星よみ協会』(※4)がいうには、まずはキラキラと力強く輝くライツと呼ばれる天体、太陽 がどこにあるかを見るべきとのこと。 太陽はその人が自信を持つことができるエネルギーの方向性だそうです。

次に、天体が配置された場所の偏りをチェック。ホロスコープの1ハウスから7ハウスにかける軸を真っ二つにして、南半球(上側)か北半球(下側)のどちらに天体が多いか数えてください。

南半球に天体が多い人は、社会的な活動に力を入れた人生を送ることで輝くでしょう。北半球に天体が多い人は、プライベートな生活を中心とした人生を送ることで生き生きできるかもしれません。

※4 出典:星よみ協会「星読みテラス」

【基礎編】3天体からあなたの人生を読み解こう!星読み初心者コース

西洋占星術であなたの運勢を読み解こう!

西洋占星術の基本的なやり方を紹介してきました。占えることやホロスコープの作成方法、読み方など一通りの流れは理解できたのではないでしょうか。あなたのホロスコープにどんな意味があるのか、読み解くヒントになれば幸いです。

しかし、あくまで占いなので、結果に振り回されず開運ツールとして前向きに活用しましょう。